まず潜水艦好きの日本人として、何よりも自国の潜水艦史を‥‥
古今東西バラエティに富んだ艦船たちを網羅してきたご存じ「世界の艦船」シリーズに、海上自衛隊の歴代潜水艦全47隻をコンプリートできる新作が今春5月にお目見えするという。
その名もズバリ「世界の艦船・海上自衛隊潜水艦史」!
シリーズ展開4年目を迎えた今、なぜ潜水艦オンリーのラインナップなのか!?「大和ブームの再燃」をリードしてきた本シリーズだけに、俄然興味が高まるところだ!!
天野艦長、ヨロシクお願いします!5月末発売の「世界の艦船・海上自衛隊潜水艦史」ですが、すでにネットショップなんかでは予約がスタートしましたね?彩色前のテストショットっぽい画像はチラッと拝見しましたけど‥‥。
天野: 今はちょうどデコマスの修正段階にさしかかったところなんですよ。これが「世界の艦船・海上自衛隊潜水艦史」です! (全試作を机上に)
おぉ〜、きたきた!(試作を眺めながら)う〜む、前作「世界の艦船 series05」から約1年のブランクがあっただけに、次はどんな珍しい船を出すんだろうかと色々と予想はしておりましたが、今回はネーミングの通り全て潜水艦のラインナップですね!?(意外)
天野: はい。2003年9月の「series01」以降、お客様の要望も採り入れながら、潜水艦から水上艦まで様々な船を商品化してきましたが、本シリーズの原点ともいうべき潜水艦を極めたいという思いが、まず本作を構想するきっかけとなりました。
ふむふむ。潜水艦模型は戦艦模型同様、艦船ファンにとってはホビーの王道ですから大いに
頷けます。ただ、あえて有名なアメリカや旧ロシアの潜水艦を採用しなかったというのは、一体何故なんでしょうか?
天野: 確かに、アメリカや旧ロシアの潜水艦も魅力的ですが、我々日本人が本物を目にする機会というのがほとんどなく、例え模型を作って本物と比較考察したいと思っても、実際はなかなか叶うものではありません。でも、海上自衛隊の潜水艦なら本物を目にすることが可能だというのがひとつ。あと、コレクター心理としての揃え易さもありますね。つまり、海上自衛隊の歴代潜水艦なら本作のように11種全47隻をデカール違いで揃えることができるので、コンプリートもそう遠くない夢ですが、アメリカの潜水艦ですと代表的なロサンゼルス級1種だけで62隻もありますからね。それこそ他種全隻まで取り揃えるなんてかなり非現実的ですし、たぶんお客様もついてこれないんじゃないかと‥‥。(苦笑)
あぁ、それはかなりのモチベーションがないと、絶対途中で挫折しちゃいますよね。(苦笑)
他国の潜水艦だと感情移入も起きにくいですし‥‥。
天野: 実はそこも大事な部分じゃないかと思ってたんですよ。私自身、近年運用されている日本の潜水艦については、趣味や仕事柄もあって結構知ってるつもりでいたんですが、こと「くろしお」から「あさしお」あたりの黎明期については、半年程前に出版された海人社さんの「海上自衛隊潜水艦史」を読むまでの間、いくつかミッシングリングもあったんですよ。まさに「灯台もと暗し」と言いましょうか、まず潜水艦好きの日本人として、何よりも自国の潜水艦を歴史的に理解してないのは、やはりマズいんじゃないかという思いが強くありましたからね。
なるほど。私も興味を持った個々の潜水艦について調べたりはしていますが、潜水艦史となると
結構あやふやですね。(汗)
天野: たぶん筋金入りの潜水艦ファンの方以外はそうじゃないかと思います。(頷)そもそも島国として造船大国であった日本が、敗戦10年後にしてようやくアメリカから潜水艦を貸与され、その技術的ノウハウを手探りで吸収しながらなんとか国産潜水艦を開発し、その後今現在まで進化を果たしていったという海上自衛隊の潜水艦史を理解するには、潜水艦を立体物として見て触れることが一番判りやすいはずだと考えていました。折りしもちょうどその頃、先の「連斬大和」でご協力頂いた呉市海事歴史科学館「大和ミュージアム」さんのすぐ隣りに、なんと実物の潜水艦「あきしお」を陸揚げ展示した海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」さんが竣工中とのウワサを聞きつけ、これは先の大和ブームと同様に潜水艦への関心が日本全体で高まる絶好の機会だと思い、本プロジェクトを始動するに至ったワケなんですよ!
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