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天野さん、よろしくお願いします!まずは先月号で少し触れた「ミッドナイト イーグル」からお願いします。いよいよ今月発売ですよね? |
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| 天野: |
はい、今月発売です。11月23日公開の映画「ミッドナイト イーグル」とタイアップした企画になります。北アルプスに墜落した米軍のステルス爆撃機を巡る山岳アクション映画ですね。 |
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こういったタイアップ商品って、先方から話しが持ち込まれるものなんですか? |
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| 天野: |
いろんなケースがありますけど、今回の場合は以前タイアップした「亡国のイージス」と製作プロダクションさんが同じで、その流れでお話をいただきました。まずはシナリオを読んで、これは面白いなと。ラストはちょっと泣いてしまいましたし(笑)。ストーリーとともにどんなメカが出てくるんだろうという部分もチェックしましたが、自衛隊の名だたる航空機や車輌が出てくる事も分かったので、じゃあそれを商品化していこうかなと、
企画がスタートしました。 |
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過去作の実績を買われてということですね。
それでは早速、各アイテムのご紹介をお願いします! |
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| 天野: |
分かりました。(試作品を取り出しながら)まずは「F-15J」です。
F-15は、これまでに多数発売された機体ですが、飛行機モデルのハセガワさんに原型協力していただいていることもあり、1/144スケールとしての出来映えは圧倒的にいいと思っています。また、1人乗り仕様のJ型と2人乗り仕様のDJ型をラインアップしていますが、ちゃんとしたDJ型がこのスケールの半完成品で発売されるのは初めてのことですので、その点でもご期待いただきたいところです。
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(試作品を手にしながら)遠目で見た時はちょっと普通かな?と思ってしまいましたけど、こうして近くで見るとやっぱり造形が細かいですねぇ(感心)。 |
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| 天野: |
はい、実機を綿密にリサーチし、それに基づいて細部まで再現しました。ポイントとしては、まずは全体のプロポーションです。F-15は一見シンプルな形をした飛行機に見えるんですが、部分部分で見ていくと結構微妙なラインを持っています。1/144スケールでこのプロモーションをキチンと作った模型は過去なかなか見当たりません。ジェット機の翼の後縁というものは、実は凄く薄いものなんですが、模型では厚みが出てしまってどうしても玩具っぽい印象になりがちです。そこで今回のF-15では翼の薄さにこだわりました。特に尾翼を見ていただけば分かりますが、インジェクション成型の極限と言えるくらいの薄さで作られています。
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確かにこの薄さは凄い!
ちょっとオーバーかもしれませんが、触ったら痛そうなくらいシャープです! |
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| 天野: |
それと空気を取り入れるインテークの形状ですが、取り入れた空気を減速してエンジンに送り込むために上部の板が下がってきて空気の通り道を狭め、奥ではまた広がる可変ベーンの形状を再現しています。やはりこのスケールでインテークの内側の表現までしている模型はほとんどありませんが、手に取れば見える部分なので、そこはこだわって再現しました。
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そう言えばエアインテークがこんなに深いF-15は初めてかも。インテークの下にあるこの飛び出しているものは何ですか? |
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| 天野: |
それはアンテナです。1/144でこれが再現されるのは初めてじゃないかと思います。アンテナはすごく細かい部分なので省略されてしまうこと多いのですが、ここも再現しました。機首の下あたりや垂直尾翼の上にもアンテナはあります。ちなみに垂直尾翼上のアンテナは、米軍は左右で太さが違いますが、自衛隊は左右同じ太さです。ここも米軍との違いということで再現しています。 |
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戦闘機ってこんなにアンテナが付いているもんなんですねぇ。 |
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| 天野: |
それから、F-15という飛行機の特徴のひとつに背面に配置されているエアブレーキがありますが、こんな風に(エアブレーキを起す)開閉できるようにしました。 |
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おおぉ!こんなものが隠されていたんですね(驚)!! |
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| 天野: |
はい。エアブレーキを開閉できるようにすると、取って付けたような段差ができてしまったり、スジ彫りが太くなって明らかに別パーツという違和感がでたりしがちですが、綿密に金型をつくることによって、閉じた状態でも周りのスジ彫りとほとんど同じ太さのスジに収めることができ、ここが開くと分からないくらい自然なはめ込みにしました。 |
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ここが開くって見抜けなくて、ちょっと悔しいです(笑)。 |
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| 天野: |
狙い通りですね(笑)。あとは、アイリスカバーをはずした状態の排気ノズルのディテールも丁寧に再現したつもりですし、全遊動式の水平尾翼は可動させられますので、エアブレーキを開いて、水平尾翼を傾ければ着陸体勢を再現できますよ。 |
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| 天野: |
それからこの時代の戦闘機は視界をよくするために、キャノピーが下に向かってすぼむ形になっているんですね。 ただ、すぼめると金型から抜く時に引っかかって抜けないために、このスケールでは真っすぐ下ろしてしまうケースがほとんどですが、これについてはスライド金型を使用して、下側がすぼまった形状を再現しています。
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すぼんでいるか、すぼんでないかで印象がだいぶ変わりそうですね。
細かいところですけど。それに、兵装類も充実していますねぇ。 |
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| 天野: |
はい、サイドワインダーとスパローミサイルを装備し、さらに増槽燃料タンクはフル装備状態まで付ける事ができます。厚くなりがちなミサイルの安定板も、かなり薄くできていますので、このミサイルを他の1/144スケールの飛行機に転用するというモデラー的な楽しみ方もあると思っています。
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